求人票を見せてもらうと、応募が止まっている会社ほど同じ表現を使っています。ここでは代表的な3つを挙げ、そのまま使える書き換え例をつけます。
NGワード1:「アットホームな職場です」
なぜ効かないのか
求職者側からは検証できない情報だからです。むしろ「人間関係が濃くて休みづらそう」と読まれることがあります。現場3業種では特にこの読まれ方が強く出ます。
書き換え例
| 変更前 | 変更後 |
|---|---|
| アットホームな職場です | 平均年齢38歳、20代が4名、50代が3名。班は2〜3名の固定制です |
| 風通しの良い社風 | 現場の相談は職長に直接。社長も週2回は現場に出ています |
人数・年齢・体制を数字で書く。それだけで「アットホーム」の10倍情報量があります。
NGワード2:「やる気があれば経験不問」
なぜ効かないのか
未経験者が本当に知りたいのは「やる気の有無」ではなく、入社後3か月で何をするのかです。この一文は、その説明を回避してしまいます。
書き換え例
未経験の方は、最初の2週間は先輩と2人1組で資材の運搬と片付けから始めます。3か月目をめどに、玉掛けの資格取得(費用は会社負担・実費8万円相当)に進んでいただきます。
このように 期間・作業内容・費用 を書くと、未経験者は自分がやれるかを判断できます。判断できる求人にだけ応募が来ます。
NGワード3:「日給10,000円〜」の「〜」
なぜ効かないのか
求人検索エンジンでは下限値でフィルタされます。上限をいくら高く設定しても、表示されるのは下限だけです。加えて「〜」は「実際は下限しかもらえない」と読まれます。
書き換え例
- 変更前:日給 10,000円〜20,000円
- 変更後:日給 12,000円(未経験スタート)/16,000円(経験3年・玉掛け保有)/20,000円(職長)
レンジではなく、条件ごとの実額を並べる。自分がどこに当てはまるかが分かるので、経験者からの応募が増えます。
書き換えたあとに必ずやること
- スマホで自社の求人を検索して、上から5行に何が表示されるかを確認する
- 応募から一次連絡までの時間を測る(有効求人倍率の高い職種では、ここが応募数より効きます)
- 2週間ごとに表示回数・クリック率・応募数の3つだけ記録する
求人票の改善は、書き換えて終わりではなく測って続けるものです。チェック項目をまとめたシートを用意しています。