社員28名、交通誘導警備を中心とする会社の事例です。掲載媒体も予算も変えず、求人票の3項目と応募後の連絡フローだけを直しました。
※企業が特定されないよう、数値と背景の一部を変更しています。
相談時の状況
| 項目 | 状況 |
|---|---|
| 応募数 | 月2〜3件 |
| 面接設定率 | 約30% |
| 入社 | 3か月で1名 |
| 掲載費 | 月8万円(変更なし) |
求人票は3年前に作ったものをそのまま使っていました。日給は地域相場並み。条件が悪いわけではなかったというのが出発点です。
直した3項目
1. 日給の書き方を「〜」から実額の並記に変えた
- 変更前:日給 9,500円〜15,000円
- 変更後:日給 10,500円(未経験・研修修了後)/12,500円(検定2級保有)/14,000円(隊長)
求人検索では下限額でフィルタされます。下限を9,500円から10,500円に書き方だけで引き上げた形になりました(実際の未経験者の初回日給は元から10,500円で、9,500円は研修期間中の額でした)。
2. 研修期間中の扱いを明記した
- 追加:新任教育20時間は入社後2週間以内に実施。研修中も日給9,500円を支給します。研修日は毎月第2・第4月曜からお選びいただけます。
「研修中は無給では」という不安が応募の手前で止めていた、というのが後の面接で分かった点です。
3. 現場の場所を市区町村まで書いた
- 変更前:県内各所
- 変更後:主な現場は◯◯市・△△市・□□町。直行直帰可、自家用車での移動は距離に応じて手当を支給
通勤が読めない求人には応募しません。「県内各所」は情報ではない、というのがこの改善の要点です。
応募後の連絡フローも1つだけ変えた
応募通知の受信先を、事務所の共有メールから担当者2名のスマートフォンに変更しました。それだけです。
3か月後の結果
| 項目 | 変更前 | 3か月後 |
|---|---|---|
| 応募数 | 月2〜3件 | 月8〜9件 |
| 面接設定率 | 約30% | 約58% |
| 入社 | 3か月で1名 | 3か月で4名 |
| 掲載費 | 月8万円 | 月8万円(据え置き) |
この事例から持ち帰れること
- 条件そのものより、条件の書き方で止まっていることがある
- 「〜」表記と抽象語を消すだけで、下限値が実態に近づく
- 応募通知が届く先を変えるのは、コストゼロで効く
自社の求人票がどの状態にあるかは、チェックシートで確認できます。求人票のNGワードの解説記事も合わせてどうぞ。