ドライバー採用の相談で最初に見るのは給与欄ではなく、1日の流れが書いてあるかです。経験者は月給の額よりも、拘束時間と荷待ちの実態を知りたがっています。
経験者が求人票で最初に探す4項目
- 拘束時間(何時出社・何時帰庫)
- 荷待ちの有無と平均時間
- 積み下ろしが手積みか、フォーク・パレットか
- 月間の走行距離/運行本数
この4つが書かれていない求人は、経験者から「書けない事情がある」と判断されます。給与を上げるより、まずここを埋めるほうが費用対効果は高いです。
そのまま使える書き方の型
変更前(よくある原稿)
大型ドライバー募集。月給30万円〜。未経験歓迎、アットホームな職場です。
変更後
7:00 出庫(◯◯市の自社倉庫)→ 県内3〜4か所を配送 → 17:30 帰庫。 積み下ろしはパレット+フォークリフト、手積みは全体の1割程度です。 荷待ちは1件あたり平均20分(月報から算出)。 月間走行距離は約4,500km、うち高速は6割。 月給30万円(大型・経験3年の場合/内訳:基本給24万円+無事故手当1万円+時間外30時間分5万円)。
情報量が増えるほど応募のハードルは下がります。判断材料を渡すのが求人票の役割です。
拘束時間は「改善基準告示」とセットで書く
自動車運転者の労働時間等については改善基準告示の枠があります。これに沿った運行になっていることを求人票で示すと、経験者からの信頼が上がります。
| 書き方 | 受け取られ方 |
|---|---|
| 拘束時間の記載なし | 長時間になる会社だと推測される |
| 「残業月30時間程度」 | 具体的だが1日の姿が見えない |
| 「7:00出庫〜17:30帰庫、拘束10.5時間」 | 自分の生活が想像できる |
応募後の連絡速度がそのまま歩留まりになる
ドライバー職の応募者は、平均して3社前後に同時応募しています。当日中に電話がつながるかどうかが面接設定率を大きく左右します。
- 応募通知を受け取る担当者を2名以上にする
- 移動中でも折り返せるよう、応募通知をスマホに届くようにする
- 電話がつながらなかった場合のSMS文面を用意しておく
原稿を直したら、次はこの受け入れ体制です。求人票のNGワードについては、業種共通の解説記事も参考にしてください。